体質を変えて体外受精を併用の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
38歳 女性
生理不順もあったり、不正出血、卵管閉塞、子宮内膜症、チョコレート嚢腫、黄体機能不全で中々赤ちゃんが授からない為、漢方薬を併用したいと来店されました。
生理前に不正出血もあり、右側の卵巣の手術もされたそうです。
生理の時にチクチク刺す痛みがあり、ストレスも多くかかるようです。
生理前になると胸の張りも酷くなるそうです。
血液検査
生理期
FSH 6.3
LH 6.8
PRL 15.4
E2 87.8
高温期
P 4.1
E2 139.7
中国医学的に『気血両虚』『肝鬱血瘀』の状態と考えられます。
その為、体力や血液を補っていく漢方、「血」の巡りを良くしていく漢方をお渡ししました。
1か月ほどして、胸の張りは気にならなくなってきたそうです。
2か月ほどして、高温期の血液検査で値が良くなってきているという報告を受けました。
P 10.5
E2 243
高温期がシッカリしてこられたようです。
3か月ほどして最近はイライラしなくなってきたそうです。
半年ほどして、生理痛が少し緩和して黒い塊も減ってきたようです。
1年ほどして、再度体外受精を併用したが、中々うまくいかず、体質を改善するために引き続き飲んでいただいておりました。
卵巣が腫れたりすることもありました。
1年半ほどして生理の色が黒い色から赤い色に変わってこられました。
1年10か月目にして陽性反応が出ましたという報告を受けました。
体調は問題ないようです。
妊娠中でも飲める漢方を引き続きお渡しさせていただいております。
中国医学の考え方は、子宮内環境をシッカリ整えていかないと体外受精や顕微授精をしてもうまくいきにくい事が多いと思います。
子宮内膜症、チョコレート嚢腫、卵巣嚢腫、卵管狭窄、ポリープは基本的に子宮内の血流が悪くなることが主な原因となります。
子宮内の血流が良くなっていきますとチクチク刺される痛みや黒い塊、生理の色がどす黒い色になっている状態が改善されていきます。
個人差はありますが、大きな筋腫などがある方は1年、2年と体質を変えるのに時間がかかる場合もあります。
しかし、あきらめずに食事、生活習慣、漢方薬を飲んでいかれたことで子宮内環境も良くなられて、体外受精を併用して妊娠される方は多くいらっしゃいます。
何度も体外受精をしてうまくいかない場合はいくつか原因があります。
現代医学ではわからない事も多いと思います。
中国医学的に自覚症状や体質をみていきますと改善点はわかることもよくあります。
いろいろ試してうまくいかない方は是非、ご相談くださいね。
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